私たち「森とつながるいばら樹」の活動が始まったのは2017年の夏、「森のお話会」に参加したことがきっかけでした。
お話会の内容に共感し自ら伝える使命に目覚めた人、お話会を開催する人などが登場し、お話を聞いたことで賛同者が一気に集まりました。
更にリーダー養成講座の研修を受ける人も増え、県内数か所で森のリーダーが次々と誕生して2018年に始動しました。
皮むき間伐“きらめ樹”のお話会を入口として、森へ足を運ぶ参加者も増えました。
自然環境維持に関心の高い人はもちろんですが、女性や子供の参加者が多くいつも賑やかな森時間が営まれます。
また、林業や農業、測量や地質、水質などに関わる専門家にも御賛同いただき、英知を学べる有意義な体験にもなります。
とはいえ、森の活動はすぐに成果が現れることは殆どありません。
命の営みと寄り添いながら何回も何年も継続して循環させていく、気の長い活動です。
そして、森に入るとたくさんの命に出会います。
利便性や人間優先の社会環境とは違う空間、母なる大地でその土地土地のアナログな森との対話になります。同じ物はひとつもありませんから、その時期その場所限定の貴重な体験となるのでは。
関東平野で植林が多い茨城県も、手入れをせず倒木している土地や光の当たらない暗い森を見かけます。
最近では自然災害として影響を及ぼしかねない場所も増えています。
個人が所有している小さな森でも後継者問題などがあります。
私たちは森の所有者から許可をいただき、太い木を残し育てる為の間伐をしていきます。
その森に陽が入り草や花や広葉樹の混在する共生の里山、根を強くして活力のある森を目指すことで木も財産として残せるからです。
自然はいつも同じではなく、生きている私達人間もみんな未来にしか進めません。
木は多様性の森を作り、森は土地を豊かにし水を育む「海の恋人」とも言われていますね。
一本の木が大きく育つ環境から豊かな水と美しい自然が育ち、全ての健やかな命へとつながっていきます。木はそんな大切な役割を担っているんです。
茨城の森も間伐した木も、地元とつながり、何かの役に立てて行きたいと考えています。
イメージ的にはスケールの大きい話をしていますが、実際の作業はコツコツと地道な活動です。
その中でも、間伐する木を皮むきすると木肌のキラキラにウットリしますよ。
森時間は決して暇ではありませんが、開放的な森林浴はとても癒されます。
みんなでお弁当たべたり、ハンモックつるしてお昼寝したり、時々大きな声で歌いだす。。。なんてことも体験できる
“森とつながるいばら樹”にあなたも参加しませんか。
私たちと一緒に森へ行きましょう!